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【ニュース】SEの価値を考える「できの悪いソースコードをAIで発見、富士通が不採算案件の抑制へ」

今日、下記のニュースを見ました。

itpro.nikkeibp.co.jp

 

 

ニュースのサマリ

ざっくり説明すると人口知能によって、システムエンジニアが日々行なっている作業の品質を上げようというプロジェクトを富士通さんが開始したよーというものです。

 

そのツールの名前は「KIWare(ケーアイウェア)」というツールらしいです。

 

システム構築・運用支援のツール「KIWare(ケーアイウェア)」に対する考え

はじめ読んだときは、富士通さんはなんて便利なツールを作ってくれたんだと感動してましたが、よくよく考えると、これまで積み重ねてきた経験やノウハウがこのツールによって、ゼロに等しくなるということを考えると、SEとしてはゾッとする思いです。

 

例えばソース診断は、品質の低いコードを探し出し、レビュー作業を省力化するツールだ。具体的にはソースコードを画像化した上で、ディープラーニング(深層学習)で分析。ネスト構造が深い、コメントが少ないといった、可読性が悪いソースコードをAIが診断する。「可読性が悪いコードをAIで当たりを付け、集中的にレビューすることによって、レビューの効率化と品質向上を両立できる」(富士通の馬庭伸栄グローバルサービスインテグレーション部門 SE変革推進室長)。 

 

ソース診断、めちゃめちゃ便利な機能だと思います。。。

 

ソースコードを画像化するということは、ソースコードを画像データとして読み込んで、学習させどんなソースコードが良いソースコードで、どんなソースコードが悪いソースコードなのかを「画像」として判断っぽいので、ネスト構造が深い、コメントが少ないといった簡単な評価はできるようです。

 

画像データとしてではなく、文字列として自然言語で処理させるようになれば、もっと高度な処理ができるようになると思います。

 

例えば、コーディング規約に沿ったソースコードになっているかのチェック、誤った処理の記述をしていないかなど、よりベテラン SEが行なっているようなレビューが可能になると思いますが、富士通さんがどこまで頑張るかは今後に注目したいと思います。

 

システム構築・運用支援のツール「KIWare(ケーアイウェア)」に対する皮肉的な思い

よくよく考えると、この「KIWare(ケーアイウェア)」のソースコードレビューってだれがやってるんですかね?笑

 

たしかにこのツール自身が自分のソースコードをレビューして改善していくということができるということは、シンギュラリティを超えたことになるので、今後が楽しみです。。。

 

技術的特異点 - Wikipedia