Vagrantでカーネル・ソースを読むための環境を整える
Linuxのカーネル・ソースを読みたくて、その環境をどこかで構築したいと思っていたのですが、AWSだと料金がかかるので、Vagrantを使ってサクッと環境構築してみました。
Vagrantは以前から利用しているのですが、しばらく使用しないでいるとコマンドを忘れてしまうので、備忘になります。
1. Boxを取得
まずは下記コマンドでBoxという仮想マシンのテンプレートファイルを取得します。
vagrant box add <box_name> <box_url>
今回はFedoraを使用したかったので、下記コマンドをたたきました。
vagrant box add fedora64 http://opscode-vm-bento.s3.amazonaws.com/vagrant/virtualbox/opscode_fedora-20_chef-provisionerless.box
Boxはこちらのサイトを参考に選びました。 A list of base boxes for Vagrant - Vagrantbox.es
2. 仮想マシン用のディレクトリ作成
mkdir <directory_name> cd <directory_name>
3. 仮想マシン初期化
下記コマンドを使用して仮想マシンを初期化します。
vagrant init <box_name>
今回はBox名にfedora64という名前をつけたので、下記コマンドを実行します。
vagrant init fedora64
4. 仮想マシンを起動&接続
初期化ができたら、起動してみます。
起動は下記コマンドでサクッとできます。
vagrant up
5. 仮想マシンへの接続
起動が完了したら、仮想マシンへの接続は下記コマンドを実行します。
vagrant ssh
これで一応仮想マシンが立ち上がり、ログインまでできました。
今後はこの環境を使用してカーネル・ソースを読んでいきたいと思います。
その他のコマンド
仮想マシンの状態確認
vagrant status
仮想マシンの停止
vagrant halt
仮想マシンの再起動
vagrant reload
仮想マシンの削除
vagrant destroy