【書評】資産を増やしたいと考えている人必見『お金持ち入門 資産1億円を築く教科書』
お金持ちになりたいと思って、『お金持ち入門 資産1億円を築く教科書』を読みました。
- 作者: 土井英司,朝倉智也,伊藤邦生,ウエスタン安藤,太田創,木村昭二,長谷川嘉哉,畑中学,藤野英人,松崎泰弘,柳澤賢仁,横山光昭
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この本は各資産運用のプロたちが、どのように自分の資産を管理していけば良いか、初心者にも分かりやすく説明した本になっています。
株投資や投資信託といった投資の話題だけでなく、人生の大きな買い物である不動産や保険の考え方や税金に対する対策についても紹介されており、幅広く資産運用についてノウハウが得られる点で優れていると思いました。
下記のような方にとっては、非常に満足できる内容になっているのではないかと思います。
- どうやって資産運用すればよいかわからない初心者の方
- サラリーマンだけど税金対策をしたいと考えている方
- どんな保険を利用すればよいかわからない方
僕がこの本を読んで新しく得られたものとしては色々ありますが下記の2点が新しく得られた観点かなと思っています。
- よい投資の見極め方
投資に関して説明している部分で、見極める4つのポイントを説明している部分がありました。
①その経営者の夢が多くの人を幸せにしそうかどうか(ビジョン)
②夢の実現過程は現実的かどうか(戦略と実行)
③その経営者よりも人々を幸せにしそうな人は他にいないか(代替品や競合の有無)
④夢が実現した場合、利益はどこまで伸びるのか(これをもとに株価を算定)
これまで自分はなんとなく、その会社の売上や営業利益、PERといった観点でしかスクリーニングしていなかったのですが、上記のような観点でも今後会社を選んでいくことが必要かなと思いました。
方法としては、大まかにこれまで通り、売上や営業利益、PERといった基本的な指標で会社を選定した後に、さらに上記の観点で定量的、定性的に絞りこんでいく必要があるかなと思います。
- 生活費の口座にクッション
こちらも僕の生活の中で、なんとなく実践してはいるのですが、生活費と貯蓄用の口座を分けた上で、生活費の口座には
月収+クッション(月収の半分程度)
を入れておくというものです。
あくまでもこの本の中では、この月収の半分程度のクッションは何かあったときの予備なので、普段何もなければ、月収以内での生活を心がけるよう言っています。
今年を振り返ると僕自身月収内での生活をしようと心がけていましたが、何かと突然の出費で月収分以上の出費が多くなり、貯金を取り崩すということが多々ありましたので、この生活費の口座にクッションという考え方は取り入れていきたいと思います。
今後、個人的な資産運用の計画のため、今年の家計の振り返りと来年に向けた計画を立てたいと思います。
まとめ
この本はどちらかというと読んで終わりという本ではなく、その時の自分の状況にあった資産の運用や生活費の考え方を再検討させられる内容になっているので、1年に1回はざっと目を通してもよいと思います。