【読書メモ】コスパ最強のストイックさを呼び起こす本『ブチ抜く力』
与沢翼さんの『ブチ抜く力』を読んだ感想です。 正直与沢さんにブチ抜かれました。笑
- 作者: 与沢翼
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/03/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「甘え」を設けず、ストイックに突き進む
僕がこの本を読んで最も印象に残ったのは、第1章の箇所でした。
「昨日は深夜残業でつかれたから、今日の筋トレはやめておこう」 「今日は恋人の誕生日だから、フルコースのディナーを食べても仕方がない。今日だけは炭水化物を食べてもOK」 「今日は上司にたくさん怒られて嫌な日だったから、ちょっと甘いものでも食べて元気を出そう」 どうでしょうか?何らかの理由をつけて、自分が設定したルールを変えてしまう。こういう経験はないでしょうか。 でも、残念がら、こうした「言い訳」こそ、あなたがブチ抜いた存在になれない理由だと思います。
この文章はまさしく僕の心をブチ抜きました。 僕は何らかの理由をつけて、自分で決めたことができないことが多いです。 それは上記のようなことばかりです。
ぼくにはストイックさが足りないのです。 ストイックに自分を追い込む。そういったことがここ最近はほとんどないのです。 それでも過去を振り返ってみたときに、僕がストイックになったときがあります。
それは高校のときでした。 200人くらいいた同級生の中で、一番はじめに受けたテストでたしか140位と後ろの方で非常に悔しい思いをしました。 中学生のときは、トップ10の成績だったので、このときの屈辱は半端ないものでした。
そこから僕は狂ったように勉強をしました。寝る、食べる、トイレ以外自宅にいるときは、ほとんど勉強。そんな日々を続けました。 そうして、僕は次のテストで、2位という順位を勝ち取ることができました。(1位じゃないのが非常にくやしかったのですが。。。) そこから同じことを繰り返して、常にトップ5位をキープすることができました。
このときは僕はまさしくストイックでした。 言い訳もせず、勉強をしまくりました。
今は疲れたら、すぐ休むし、家に帰ったらすぐゲームしてしまうし、テレビをだらだらとみてしまうし、ストイックさに非常にかけています。 もっとストイックにならなければ、そんな焦りがあります。
とことん自分を限界まで追い込む。そして、結果を出す。 この思いを自分に呼び起こすことができた点だけでも、1,600円でこの本を買った価値はあります。
情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!
次にこの本で印象に残ったのは、最後の部分で語られている与沢さんの情報収集のやり方についての箇所でした。 そのやり方はざっくり言うと、下記のようなものでした。
- 1週目「全体像を把握する」
- 2週目「推論を立てる」
- 3週目「センターピンを設定する」
与沢さんがセンターピンと呼んでいるものは、物事の本質のことです。 ここでポイントなのは、自分が本質と思っているものに対して、誤りや矛盾がないか、ひたすら自問自答するということです。 その中で間違っていた場合は、もう一度情報収集するというものです。
一人突っ込み自体、なかなかできるものではありません。 自分が一度正しいと思ったら、他の意見はあまり気にしない性格なので、一人突っ込みは効果的だと思いました。
まとめ
正直、この本を読むまでは与沢さんのことを胡散臭い人だと思っていましたが、今はそんなことは微塵も感じません。 この人なら何度失敗しても何度も立ち上がるだろう、そう感じました。
僕もどこまでブチ抜けるかわかりませんが、ブチ抜いた存在になれるようストイックに生きていきます。 正直ここまでドッグイヤーをつけた本は久しぶりでした。
先でも説明しましたが、これで1,600円は下手なセミナーに参加するより効果的だと思います。