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【読書メモ】アウトプットするか死ぬか『結局、人生はアウトプットで決まる』

結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術

結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術

何よりもアウトプットの重要性。今後の人生これに尽きる。そんな本でした。 自分の好きなテーマに様々に挑みながら、時に挫折や失敗を味わいながら、アウトプットし続ければいずれは自分が夢中になれるテーマでアウトプットができるようになると語られていて、雑記ブログをやっている僕からしたら、指針となる本になりました。

この本の中にも出て来るワードでセルフブランディングというワードがありますが、まさしくセルフブランディングができていないと感じる方、特にサラリーマンやOLの方で会社に埋もれていると感じている方、一人の社会人としてプロフェッショナル感を感じることができていない方におすすめの本となっています。 僕も普段はサラリーマンをやっていますが、実際のところ今の会社には不満はないのですが、自分の市場価値を考えたときに自分のブランドって何だろう、と考えることがあります。

そんな人に対し、この本の著者である中島さんは文字通り「アウトプット」することをおすすめしています。

日々の仕事に追われているうちに、AIに職を奪われ、寂しく人生を終えるのか。
インプットをアウトプットにつなげて仲間を得て、人間らしい生き方を謳歌するのか。
文字通り、「あなたのこれからの人生は、アウトプットの有無で決まる」のです。

本書の面白さは、Windows98のソフトウェア・アーキテクトだった中島さんのアウトプットのこれまでの遍歴を追いながら、なぜアウトプットをするのかを語りつつ、中島さんなりのアウトプット方法やアウトプットにおける考え方を知ることができる点にあります。

本書の中で、面白いと感じたのが2018年5月に話題になったインテル製CPUの脆弱性を説明する際は通常であれば、難しいITの用語を使用して解説する方が多い中、中島さんはエンジニアではない人にも理解しやすいように、「八百屋の看板娘の年齢をどうやって探りだすか」というテーマに置き換え、説明している点でした。

詳しくは本の中で語られているのですが、世の中難しい用語が多くて理解しがたい記事がたくさんあります。 そんな中例え話を用いて、専門家ではない一般の方向けに「編集する」という行為は非常に価値のあるアウトプットだと思いました。 ただの情報の横流しではない点がポイントだと感じました。

もう1点この本で参考になった箇所をご紹介すると、アウトプットは仮設でOKという点です。 通常であれば、アウトプットする際(特にブログの場合)、体験に基づく事実をアウトプットすることが多いかと思いますが、中島さんは全然仮設でもOKと語っています。

「アップルがサムスンとOLEDパネルの値段交渉をしている」と読んだとたん、少し前に読んだ「LGがOLEDパネルの製造に手間取っている」という記事が自然に頭に浮かぶようになったのです。
このように、事実としてアウトプットするときもあれば、ときに”仮設”をアウトプットする場合もあります。

仮設を立てて、ブログで紹介するということは僕自身これまでやってきたことのないアウトプットなので、参考になりました。

著者の中島聡さんは学生時代からソフトウェアの開発に携わり、大学時代にはパソコン用CADソフトを開発して、学生ながらにして1億円を稼いだ方で僕からしたら超スーパーマンです。 現在は、「シンギュラリティ・ソサエティ」という「新しい技10つを利用してより良い世の中を作りたい」と考えている人々のためのコミュニティ(オンラインサロン)を運営しています。 入会条件を少し見てみましたが、小論文の提出が必要となり、かなりガチなオンラインサロンでした。笑

www.singularitysociety.org

話す、書く、描く、踊る、弾くなどアウトプットの方法は様々ありますが、やっぱり人生を謳歌していると僕が感じる人々は、なんらかの形でアウトプットをしています。 そんな中、取り残されないためにも様々なアウトプットを少しずつやってみて、ダメだったら、テーマを変え自分の好きなテーマに出会えるまでアウトプットし続けたいと思う一冊でした。

アプトプットを少しやってみて、そのテーマがつまらないのであれば、今後続く可能性はきわめて低い。なので、一度決めたテーマでも、途中でかえてしまったほうが自分のためになります。何度も言っているように、好きで好きで仕方ないし、誰に頼まれたわけでもないのに、ついついかいてしまうようなテーマがベスト。そういったテーマを設定すべきですし、「好きだな」と思えるテーマに出合えるまで、気になったものに片っぱしから首を突っ込んでみるべきなのです。

中島さんのブログはこちらです。(結構本書の中身がそのまま載っていたりします。笑)

satoshi.blogs.com

最近はアウトアップの場としてYouTubeも活用されているようです。 www.youtube.com

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