「AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」2回目でなんとか受かったので反省点を踏まえ勉強法を教える
先日「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」に受かりました。 1発で受かったというハイスペックな方々の記事を見かけることは多いのですが、僕の場合2回目にしてなんとか受かったので、反省点や勉強法をお伝えしたいと思います。
僕のスペック
これまで、AWSのオーソドックスなサービスしか利用したことがなく、ゴリゴリにAWSを利用しているというわけではありませんでした。
初回の受験までの勉強法
初回の受験までの勉強法に関しては、まず自分の実力を把握しようということで、オンラインで模擬試験(2,000円/税別)を受験しました。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト | AWS
Webで申し込んでクレジットカードで受験料を支払い、その場で試験が開始され、終了後はすぐにメールでスコアが送られてきます。ただ、気になったのは、各問題のどれが正解していて、どれが間違っていたのか分からない形でスコアだけが送られてきます。
ここで僕はスコアが84%でした。 まあ、AWS経験もあるし、こんなものだろうと思って、あとは軽く参考書でも眺めて、受験すれば合格するだろうと思い、リックテレコムさんから出版されている「合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト」を購入して、一応全部目を通して、章末に載っている練習問題も全部正解できるレベルまで達したところで、本試験を受験しました。
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト ?アソシエイト
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- 出版社/メーカー: リックテレコム
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初回の受験
簡単に合格するだろうと思い、いざ受験会場のパソコンで問題を見てみると、
1問目
ん?むずくね?気のせい気のせい。。。 次の問題いこ。
2問目
ん!???なんか違う。圧倒的にむずい。。。
こんな感じで、問題を解きすすみ、自信があって解答したのは65問あった問題中、半分くらいだったと思います。 恐る恐る試験の終了ボタンを押してみると、合格基準に達しませんでしたという旨のメッセージが表示され、不合格を知らされました。
初回受験の反省点
ということで初回受験で無事AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに不合格となったわけですが、反省点をまとめると下記の2点になります。
模擬試験より圧倒的に難しいから気をつけろ
僕は事前に受験したAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの模擬試験で結構84%と高めのスコアを獲得したのですが、本試験は圧倒的に模擬試験より難しいです。
しかも問題数も本試験では模擬試験よりも多いため、模擬試験で満足してしまった僕は完全にやられました。
■難易度 本試験 > 模擬試験
■問題数 本試験 > 模擬試験
テキストに記載されてないことも出題されるから気をつけろ
模擬試験の結果で満足しちゃいけないと思った僕は、上記で説明しているように一応市販されているテキストでも勉強していました。
ただ、テキストに記載されていない細かいレベルの問題が多く、テキストの内容だけでは太刀打ちできない印象でした。
特に、Kinesis、AWS Elastic Beanstalkなどテキストでは、軽く説明されている程度のサービスの詳細を問うような問題がいくつかあった印象でした。
上記の参考書は悪くはないのですが、発売が2016年と2年も経っているのであくまでも参考程度というか、参考書に記載されていることは当然全部理解しているでしょ?というノリで理解した方がよさそうです。
実際にAWS認定サイトの「よくある質問」にはこんな質問があります。
Q:試験はどれほどの頻度で更新されますか?
AWS 認定では試験ガイドに従い、定期的に問題を更新しています。試験ガイドへの変更など、試験への主な改訂は公開されます。各試験の試験ガイドには、試験で扱われる最新のトピック分野が記載されています。試験ガイドはこちらからご覧いただけます。 https://aws.amazon.com/jp/certification/faqs/
これから受験される方を常に最新の情報から学習を行うようにした方がよさそうです。
2回目受験までの勉強法
初回受験で不合格になった僕はかなり凹みましたが、もうこうなったらやけくそです。
合格するまで受験し続けよう! そう思いました。
とは言っても、ただ受験してばかりだとまた落ちることは目に見えているので、勉強方法を工夫しました。
再び模擬試験を受験
初心に戻りもう一度模擬試験を受験しました。ただ、今度はただ模擬試験を受けるだけでなく、ちゃんと後から振り返ることができるようキャプチャを取りながら、受験しました。←これ超大事!
模擬試験の不明点をすべて潰す
模擬試験で撮ったキャプチャをすべてEvernoteに入力し、見直しました。
特に分からなかった問題や分からない用語に関しては、理解できるまで公式ドキュメントを漁ったり、Blackbelt(AWSジャパンが開催するオンラインセミナー)のスライドを漁りました。
理解できた内容はすべてEvernoteに書き込み、後からすぐに閲覧できるようにしました。
初回本試験の内容を思い出す
本試験の際に書いたメモは持ち出すことができません。 なので、本試験でどんな問題が出題され、どんな領域でつまずいたかを必死で思い出しました。
僕の場合、
の問題に非常に弱かったです。
そこでこれらの領域についても徹底的に公式ドキュメントやBlackbeltのスライドで内容を確認しました。 それでもあまり理解が進まない場合は、実際にAWSのマネージドコンソール画面でサービスを使ってみて、それぞれのサービスの感覚を理解しました。
そんなこんなで自信がついたところで、2回目の本試験に挑みました。初回の本試験から1ヶ月程度の再学習期間で挑みました。
1ヶ月ぶり2度目の本試験
受かるまで何度も受ければいいや、そんな感覚で受験したものの、正直言って受験前は多少緊張しました。
こんなに勉強してもまた落ちたらどうしよう、そんあ不安が頭をよぎります。
そんな不安を抱えながら、試験を開始しました。
1問目
お!わかるぞ!
2問目
おお!!わかるぞ!勉強したとこや!!
こんな感じで、初回に受験したときとは違う感覚を味わいながら、65問中自信のない問題は全部で8問くらいでした。ただ、その8問に関しても、選択肢が4つある中で2つのどっちかで迷った、そんな感じである程度、選択肢を絞れた状態ではありました。
最後の問題を解き終わり、もう一度全問題を見直し、恐る恐る試験の終了ボタンを押すと、合格のメッセージがありました。
試験室は監視カメラで監視されていて、不審な行動はできなかったのですが、心の中ではめちゃめちゃガッツポズをしていました。
めちゃめちゃ嬉しかったです。
まとめ
そんなこんなで2度目の本試験でやっとAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに合格したわけですが、とりあえず気をつけることや、やっとくべきことをまとめておきます。
- 本試験は模擬試験より圧倒的に難しいからナメるな
- テキストは情報が多少古い場合があるから気をつけろ
- 模擬試験の情報は貴重なので、絶対に記録しろ
- 分からないところは理解できるまで情報を漁り、記録しろ
- まとめた情報を繰り返し、見返せ
追記(2018/12/19)
AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト受験者向けチェックリストを作成しましたので、ぜひ活用して見てください。 saito.hatenadiary.com